2024-02

魔王と彼女その3

いつぞやからたびたびわが夢に登場する魔王とその彼女であるが、彼らはついに人間の世界へ来て生活をはじめたようである。この夢も全編アニメなのだが、魔王は普通の青年の姿になっており、その彼女も普通の女性である。この夢で発覚したのは、彼らが実は兄と...

うなじの匂い

わたしは友人のRと同級生のHと一緒に、大都会の道を走って逃げているようである。なにから逃げているのかわからないが、われわれはなにかの作戦をこなして、敵から逃亡しているようなのだ。はじめワゴン車のような車に乗って移動していたわれわれは、敵の目...

死後の船

わたしは自分の死後に乗ることになる船に案内される。それは不思議な六角形の形をしており、黒ずんだ、ニスを塗った木の枠がめぐらされている。その船は灰色の海の上に浮かんでおり、船の中には色とりどりの美しい花が飾られ蒔かれて、なにやらパーティー会場...

堰を切ったように

わたしはなにか特殊組織のようなものに所属していて、任務のために川べりにいる。川面は日差しを受けて輝き、川のほとりには葉を落とした裸の木が立っている。 そこへひとりの背の高い白人男性がやってくる。険しい顔つきや、短く刈りこんだ髪など、軍人ふう...

奴隷と男の子

わたしはある人物の奴隷のようになっている。この人物というのが母方の従兄弟で、彼は召使いたちのあいだに圧政を敷いていて、相手の都合などお構いなしにこき使うのである。わたしはこの従兄弟のもとで奴隷のように働かされているが、あるときわたしは従兄弟...

銀座まで160キロの家

わたしは荻窪に住みはじめたらしい。すぐ隣が西荻窪駅で、そこには能の先生が住んでいるので、これでまた習いに行けるぞなどと喜んでいる。 そのうち、わたしはある男性の家に招待されたらしい。その人は太った中年男で、コンテナハウスのようなごくごく小さ...

待ちわびていた

わたしは週末に予定がいろいろあるのだが、スケジュール帳をなくしてしまって、いつどこでなにをすればいいのかわからなくなっている。困ってカレンダーを見ると、わたしのいつものやり方で時間だけが書いてある。これで時間はわかったわけだが、場所と予定の...

荒波を進む

わたしは透明な、驚くほど透明な、澄んだ美しい水の中にいる。その水の中は差しこんでくる光で輝き、透き通った青色に澄みわたっている。これ以上に透明な美しい水はないであろうとわたしは思い、しかもその中でわたしは少しも苦しくなく、ごく楽に呼吸ができ...
日記

救済

散歩に出た。空は晴れていた。日差しは鈍く輝いて、地面に降り積もった雪をきらきらと輝かせていた。わたしは陽気に、足どりも軽く出発した。空が晴れ渡っているのを美しく眺め、昨晩降った雪のおかげで山の木々が薄化粧しているのを見ながら、気分よく歩いて...
日記

白鳥の乙女

散歩中、橋の上を通りかかると、そこにおびただしい数の白鳥の羽が落ちていた。数羽の白鳥がなにか死に物狂いの乱闘でもやったというような風情で、わたしはそれを見てすっかり考えこんでしまった。 その直前、わたしはある青年のことを考えていた。その人は...