小さな話

ギデオン

しるしなく信じる者はさいわいであるだが幾度もしるしを求め 確かめずには進むことのできぬ者もまたさいわいである信じよ 信じることを疑う者よ神がおまえに幾度もしるしを与え これからも与えることをそしてなにより 神のしるしはもう おまえの魂のなか...
雑記

存在

実家は明治期に仏教から神道へ変わったので、家に神殿があって、薄暗い部屋に真っ黒な木板を組んだ祭壇があった。部屋の四隅は暗かった。祭壇の奥も暗かった。四隅の暗がりにはなにかが住んでおり、祭壇の暗がりの奥にはなにか絶対的な、ほかのあらゆるもとは...
小さな話

ひとつのお話

自分のことを考えるときに、いつも思い出すひとつのお話がある。ちょうどいいので、それを書いてみよう。 話を思い出せるくらいだから、昔確かにどこかで読んだのだが、もの覚えが悪いので忘れてしまった。だから、どこに書いてあり作者が誰なのか知っている...