聖書ノート 聖書ノート:受難の前の苦しみ ルカ福音書22:39-46 オリーブ山での祈り それから、イエスはそこを出て、いつものようにオリーブ山に行かれた。弟子たちもイエスにしたがった。いつもの場所に着くと、イエスは仰せになった。「誘惑に陥らないように祈りなさい」。そしてイエスご... 2021.08.23 聖書ノート
雑記 興味深い公演 知り合いの方から、興味深い公演があると教えてもらった。観世流の演能団体である銕仙会が、「ヤコブの井戸」と「長崎の聖母」を今日から週末まで上演する。詳細は公式ウェブサイトを参照していただきたいが、配信サービスがあるので、わたしはそっちのチケッ... 2021.08.14 雑記
月刊誌「雪下」セレクション 舞の宛先 これを書きはじめた今日は七月二十四日だが、国立能楽堂へ「鉄輪」を見に行ってきた。安倍晴明生誕一一〇〇年記念だそうである。会場は満員で、若い女性の姿もけっこう見かけた。安倍晴明は、ひとりのキャラクターとして現代文化のなかに完全に定着したのだろ... 2021.08.01 月刊誌「雪下」セレクション
雑記 信 引き延ばしというのは人生のあらゆる場面において行われる。引き延ばしは、多く怠惰から来ているものではあるが、肝心なことを引き延ばそうとするのは、たいてい不信が原因である。やったからってどうにかなるはずがないとか、そんなことで事態が変わるとは思... 2021.07.15 雑記
雑記 青春期 最近、宗教勧誘に遭う夢を見て、昔、ある新興宗教の系列の道場に行ったことを思いだした。宗教系列といっても、その道場でやっているのは武術であって、剣術や柔術から考え出されたと思われるいくつかの型をつなぎあわせて流れるような演武をするのである。そ... 2021.07.14 雑記
雑記 最近の雑感 わたしはこれまで、もうずいぶん貨幣のことを考えてきたし、労働のことを考えてきた。マルクスによれば、共同体的秩序が解体された社会においては、個人は原則として自分の好みや環境やその他の要因によってそれぞれにものをこさえたりとってきたりするわけで... 2021.06.14 雑記
月刊誌「雪下」セレクション 夜間救急外来の一夜 二十九日の夜中、猛烈な胃痛で目が覚めた。焼けるように痛いというのはこのことで、胃が痛いどころではなく、背中まで痛い。じくじくと猛烈に痛い。食べ過ぎたのだろうかと思って胃薬を飲んだがおさまるどころではなく、よけいひどくなってきた。ちょっと感じ... 2021.05.31 月刊誌「雪下」セレクション
月刊誌「雪下」セレクション 悪魔との対話 「へへへへへ、どうも、こいつはまずいところを見つかっちゃったな」 悪魔がへこへこした態度で出てきた。悪魔はいつも寒いのだそうで、地上をうろつくときには、定期的に火にあたらないと凍えそうな気がするのだそうである。この日もちょうど、わたしがマ... 2021.04.03 月刊誌「雪下」セレクション
月刊誌「雪下」セレクション 古い土の実り かつてあったことは、これからもあり かつて起こったことは、これからも起こる。太陽の下、新しいものは何ひとつない。 見よ、これこそ新しい、と言ってみても それもまた、永遠の昔からあり この時代の前にもあった。 コヘレトの言葉、第一章九節から十... 2021.01.31 月刊誌「雪下」セレクション
雑記 引き戻しをはかる 昔の自分がいまよりはるかに豊かだったかもしれないと気がつく瞬間は悲しいのだが、どうしようもない。せめて引き戻しをはかり、それでも戻らないものは新しく加えていくしかない。 2020.12.26 雑記