ルドン

 オディロン・ルドンの展示会に行くために、急遽東京へ来た。

 オディロン・ルドンのことはとても好きなのだが、彼とわたしは多分同じ夢を見たことがあり、ルドンはそれを絵で表現するが、わたしはそれを文で表現する。最近絵を描きはじめたので、ルドンから学ぶところは非常に多かった。ルドンは写実的な絵というより無意識から出てきたような絵をそのまま描いたりするので、なにを描いているのかまるでわからないこともあれば、非常によくわかることもある。

 ルドンは言語表現にも長けている。ゴッホもそうだし、たしかロダンもそうだった気がする。画家が絵も文章も達者なときに、もの書きのほうが絵はなにもできないというのもしゃくなので、なんとか彼らに近づきたいところである。