2022-08

かつて崇拝を受けた女神

これは明け方に見た夢なのか、物語がわたしを訪ったのか定かでない。 ひとりの英雄が、自分の恋人を拐かされて助けに向かう。恋人は絶海の孤島に幽閉されている。そこにはひとりの醜い女の化け物が住んでいるという。英雄がひとり船に乗って島へたどり着くと...

盲目の修道女

わたしは修道女で、なにかのパーティーに出席するために会場に来ている。シャンデリアの揺れる華やかな会場に入って(ただしわたしは相変わらず黒衣の修道女である)、人混みを縫って受付へ向かうと、受付にはわたしの憧れるひとりの修道女が立っている。彼女...

出会いドットコム

わたしは行きつけにしているらしいカフェにいる。非常に広く開放的で、明るい店である。 そこでいつも見かける男性がいる。三十代の後半か四十になっているかもしれない。毎度スーツ姿で、ひょろりと背が高く、なんだか誠実そうな人である。なんの仕事をして...