中年女子高生

 女子高生の制服を着た、しかしなぜか顔は中年女性の一団がカラオケをしていた。ずいぶん楽しそうで、みんな叫んでいた。

 90年代の終わり、当時流行の文化をつくっていたのは女子高生だった。ギャルと呼ばれる派手な見た目の女子高生たち、ルーズソックス、ガングロ、シブヤのマルキューなど。カラオケ、クラブとクラブミュージック、わたしはどれほどそれら日向の美しさに憧れたことだろう。しかしわたしはそのタイプではなかった。憧れは、あるいは呪詛だったかもしれない。