わたしは光源氏で、黒衣の悪い大臣に命を狙われている。その大臣はこれまでに何度もわたしを暗殺しようとしていて、今日も食事に毒を混ぜて食べさせた。わたしはそれを食べたふりをし、いつも一緒にいる側女と布団に入って、眠りながら死んでしまったふりをする。大臣はわたしと側女がおとなしくなり、身動きもしなくなったのを見て出ていく。
側女がわたしを起こし、早く屋敷から出て行くように促す。わたしは布団から出て、暗い廊下を歩いて行く。大勢の女房たちが明かりを手にわたしのあとをついてくる。みんな光源氏を愛し心配して、なんとか無事逃げのびてほしいと思っているのである。
廊下は迷路のようになっている。そのうちに大臣に見つかって、わたしはまたも食事に毒を混ぜて食べさせられそうになるが、前回と同じように死んだふりをして助かる。そしてまた大勢の女房たちと一緒に、屋敷を出ようと曲がりくねった廊下を歩いていく。
それからあまり記憶にないが、予備校で物理の授業を受ける夢も見た。わたしはなぜか授業中に外に出て、予備校を出て行った。すると門のところに授業をしているはずの物理の講師がいて、ビラを配っていた。わたしが通りかかると、ビラを一枚渡してよこし、にやりと笑った。

