デブデブ猫

 わたしは海沿いの新しい家にいた。そこはドアを開ければすぐ目の前に淡い水色の海水がゆらゆら揺れているようなところだ。わたしは小さな庭の、石の敷きつめられた小道を通って、その家へ向かう。沿道に植えられた灌木がふいに途切れると、海が姿を現し、そしてその海の真横にわたしの家がある。青緑色の美しい外壁は絶えず押し寄せる波に洗われている。
 手すりのついた階段を上がって家の中へ入る。そうして広々したリビングに足を踏み入れる。開放的な部屋で、眺めもとてもよい。

 次の場面では、わたしはなぜかホテルの廊下のようなところで迷子になっている。目の前に丸々と太った灰色の猫がいて、その猫について行くとこの場所から出られるらしい。猫はデブデブしていて、動きがのろいのかと思いきや意外とすばしっこくて、あちこち登ったり降りたりする。わたしは猫の後について、エレベーターで降りたり、廊下を走ったりしながら、なんとかここを出ようと頑張っている。